あなたの知らない日本人の知恵の世界 伝統に秘められた意味
日本家屋に隠された様々な知恵
みなさんもすでに知っていることかと思いますが…
日本の家屋には色々、隠された工夫が施されています。
厳しい風土と共存してきた日本人…
どの季節でも生活できるように日本人の生活の習慣から編み出した知恵
今は、研究などにより最先端の技術で家屋が作られていってますが・・・
全て先人の知恵によるものだと思われます・・・?
日差しを上品な光に変えてくれる障子の秘密
日本のなんか落ちつく優しい雰囲気を醸し出してくれる障子
ガラスのなかった時代、戸を閉めて光を取り入れれる画期的なものでした。
しかし!
現代になり障子の踊るくべき機能が解明されました。
障子には、とても優れた喚起機能を備えていることがわかりました。
障子は、空気が乾燥していると鷲野眼が開き、湿気を帯びると鷲野眼が閉じる。
外がじめじめした時は、目が締まり湿気が入りにくく、カラっと晴れた日は目が開き喚起できるようになっている。
さらに障子には、カーテンやガラスよりも高い断熱性があることも確認されている。
障子は、現代でも通用する高性能な建具、家具である。
今では見かけなくなってきた土壁
土壁も湿気を吸ったり乾燥すると水分を放出したりして優れて湿度調整機能を持っていた。
他には、代表的な打ち水も先人の知恵ですよね・・・
本当に1~2度は下がるといわれています。
団をとれる囲炉裏の秘密
これも、広く知られていることですが…
囲炉裏は、料理や 暖房だけの機能ではない。
梅雨時期には部屋の湿気をとり、その煙で藁ぶき屋根などの害虫も駆除してくれていた。
畳の日本人の知恵 畳は家具!?
畳み・・6畳の部屋で今なら4人くらいが布団を引いて寝るのが精一杯ですかね?
客間といえでも家具なども少しはありますし…?
昔の人は、1畳につき一人寝られると考えられていて…
基本的、畳の大きさは人が寝たり起きたりする時の広さを基準に考えられて作られていて、起きて半畳 寝て一畳とい言葉もありますしね!?
京間の畳の大きさは 長さ6尺(181.8㎝) 幅3尺(90.9㎝)
昔の人の感覚では、 6畳の広さがある=6人は寝て泊まれると解釈していた。
そして、畳はもともと家具であった!
平安時代 基本的に板敷で寝るときや座るときだけ畳を持ち運んで敷いていた。
今でいう持ち運び型ベッドともいいましょうか…
室町時代になる部屋全体に畳を引きっぱなしにする書院造が主流になっていく。
部屋全体がベットで椅子…
今でいうと ベッドのマットが敷き詰められたような部屋ですね!?逆に不便…
和箪笥の日本人の知恵
和箪笥は、規格品のようにほとんど同じ大きさで作られていた。
だから、別の和箪笥でも嫁入り道具2世代分でも同じように積むことができた。
スタッキングという収納術を昔の日本人は生活の知恵で取り入れていた。
他に洋ダンスは、化粧面は見える所だけであるが和箪笥は前も後も化粧面で作られていた。
そうすることにより部屋の間仕切りとしてタンスを使用したりして狭い部屋を有効活用してきた。
おにぎりの日本人の知恵
おにぎりは竹の皮に包まなければならない?
竹の皮日本人が考えた万能の包装具である。
竹の皮は強靭な繊維質で程よい硬さがあり丈夫で長持ちするし端を切れば紐にもなる。
そしておにぎりを包むのに最適である。
丈夫なだけではなく表面にワックスのような膜があり米がくっつきにくいし なにより竹の皮には、抗菌防腐力があります。
現代の研究で竹の皮には、抗菌作用で食品の腐敗を遅らせる機能があることが判明している。
ラップのように湿気がこもることやアルミホイルのようにチンができないこともないし、丈夫なので洗えば何回も使える。
そして、塩むすびにたくあん? 塩気で殺菌もしているので相乗効果で腐敗を遅らせ食中毒になりにくい作用もある。
山に入るなら藍染めの着衣を着ろ!?
かつての日本人の服は、藍染めが主流だった。
木綿は、紺に染めやすく色が美しかったのにくわい藍染めにはすごい機能があった…
防虫効果もあった。
藍染めの原料であるタデ科の原料を虫は嫌う傾向があったり殺菌効果もあり野良着として最適だった。
武士も鎧の下に藍染めの肌着をきて大衆予防していた…いまでいう剣道ですかね。
ちょんまげに隠された日本人の知恵
武士にちょんまげが多いのは、 かぶとでの頭の蒸れ防止でしていた。
それと・・・先輩、上司武士への忖度でのちょんまげだったとも…
年配の武士などは、かぶとの蒸れで天然のちょんまげになっている人が多かった?ため気を使ってちょんまげにしていた説も…
他にも町中にある日本人の知恵
かかしは なんでひとのかたちをして畑にたっている?
人の形をしてるから鳥などを追い払ってくれるため?もある
なぜ かかしって名前なのか
かかし=動物から田畑を守る神様をあらわしたもの
神様を模した人形に田畑を守ってもらうために案山子を田畑に立て そして、ぼろ布や毛髪などを焼いて悪臭を放たさせ動物を追い払おうとした信仰心と知恵が組み合わさったもの。
悪臭を 「嗅がし(かがし)」→「かかし」となったとか
なんで桜の下で花見をするのか!?
お花見をすると疲労回復する!?
花見が始まったのは奈良時代 中国から伝来したばかりの梅を鑑賞していたのが始まり。
平安時代になりさくらを見るようになると桜の生気に触れると健康でしあわせになれるといううわさが広まった。
これ・・・科学的に実証されているみたいで
リラックス効果だけでなく 桜の花粉中のリンと硫黄を吸収すると体内の疲労物質を取り除かれ元気になることされている。
当時の人は、経験的に知りえたのでしょう。
なんで日本には銀杏並木が多いか!?
昔、神社仏閣や門前には多くのイチョウのきが植えられていました。
それは、秋になると風情が感じられるからではなくイチョウの木は極めても燃えにくい木であるため火事に備える防火帯としての役割を果たしていた。
その名残から 街路樹でイチョウ並木があちこちで見られる。
お月見したら目がよくなる!?
9月15日よる縁側や窓の近くにススキや団子を備える月見 翌年の豊作を願う昔からの風習である。
だけども月見には目がよくなるようにという意味もあるのです。
茄子の輪切りに串などで穴をあけてそこから月を見ると目が良くなると信じ込まれていた。
あながち間違いでないみたいです。
小さい穴から覗いて物を見ると光が集約されて焦点が合いやすくなる。
これを、ピンホール現象と言います。
現代でも ピンホールめがねをかけると目の割の筋肉をリラックスさせ見えやすくなるとされているそうです。
桃太郎も柿太郎やみかん太郎でもダメな理由があった!
桃には 桃の節句やとうかしゅ【上巳の節句(雛祭り)に飲む、桃の花を浮かべた清酒】
桃には「邪気を払う」という意味が含まれてといわれているそうです。
ですので桃太郎で鬼退治をするというのは意味があってレモン太郎ではだめだったのです。
基本的には 民俗学者 橋本裕之さんのお話です。
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