桜守 佐野 藤右衛門(90)
佐野藤右衛門邸 京都市右京区
寒桜:暖地では1月中旬から淡紅色の花が咲き始める。
寒緋桜:釣鐘状で濃紅色の幡あを咲かせる台湾原産の桜
寒い京都では育てるのが難しい。
などなど 大体150種類の桜を自分の土地に植えこんでいる方。
数多くの珍しい品種が植えられている。
4月にはご厚意により無料で一般公開されているそうです。
「桜守」という職業・・・
「桜守」は周りの人が言うてるだけでそれに付き合っているだけだとか・・・
どういう仕事か・・・「ただ見てるけや」と・・・ご本人様から
見ていてオカシイなと思う時だけ構うようにしている。
長いこと付き合とるからわかる・・・
さわるんでなくなでる・・・桜は女だとか・・・
まず値を見てふれる・・・経験から樹皮などから世紀を読み取れる。
つぼみ~開花までの華の様子を花びらの大きさから色まで毎年記録している。
祖父・父・佐野さんで3代 桜守とし数多くの桜を守ってきた。
「桜守」佐野藤右衛門の功績
パリ・ユネスコ本部にある桜も佐野さんが手がけたそうです。
石川金沢市 兼六園 菊桜 1輪に350枚もの花びらがある大変珍しい桜
50年前に枝が枯れ細り寿命を迎えていたが・・・
諦めきれない佐野さんは、その桜から枝を10本切、
咥えて石川~京都間約250㎞を車を運てして運搬・・・
そして、その枝を接ぎ木により復活させようとした。
見事に再生! 50年かけて成長。
そしてそこから 枝を切り取り兼六園に移植したそうです。
桜守りがオススメする夜桜
円谷公園 枝垂れ桜
佐野さんが円山公園の夜桜を見ると不思議なことが・・・
自分が行くと通るとこだけ風も何もないのに枝が揺れる。
それにも「理由」があって・・・
1928年 90年前 佐野さんの誕生を祝って父親が円山公園の桜の種を拾い自宅に植えた。
佐野さんの成長と共に立派な枝垂れ桜に成長
しかし、円山公園の桜は寿命が来てしまいました。
それを聞いた佐野さんのお父さんが種から育てた枝垂れ桜を公園に移植
佐野さんと共に成長してきた桜も もう90年
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