ことわざ「あか~あきの5選」
※(英語は、だいたいの意味)
※(English roughly means)

垢も身の内
<あかもみのうち>
(Be careful not to wash too much)
あかもからだの一部分。
垢も、もとは身体の一部分だから、むやみに落とすものではない。
「腹も身のうち(Don’t overeat or overdrink.)」からきた言葉。
長湯をしてばか丁寧に体中を洗う人を冷やかして言うことわざ。
また忙しくて入浴できな いときに、「帰ってから入ろう、あかも身のうちだ」などにとも使う。
空樽は音が高い
<あきだるはおとがたかい>
(Noisy talkers have no substance)
中空の樽をたたくとカンカンと高い音を立てるが、充実した樽は大きな音は立てない。
ひどいお喋り好きは、軽薄な人間であるということ。
中身のないたるを叩けば”カンカン”と響くように頭のからっぽな者ほど、口のほうはべらべら、纏まりのないことを喋るということを皮肉ったことわざ。
商いは牛の涎
<あきないはうしのよだれ>
(Slow and steady wins the race in business)
牛の涎が細く長く尾を引くように、商売は気長に辛抱せねばならない。
商売のコツは一度に大儲けすることではなく、牛のよだれのように少
しずつの利益でも切れ目れめなく続けていくことが大事。
商は、飽きないといわれるように気長にこつこつとやる覚悟を持った方がいい。
頭を使って短い期間にどっと儲けて、裸一貫から数年を経ずして長者番付にのるようなやり方がもてはやされ、誌面などに載るのはこういう商売をされている方が多いですが、それも傑物にはちがいありません。
昔から商売の要訣は、牛の涎方式だと言われています、
商人は損していつか倉が立つ
<あきんどはそんしていつかくらがたつ>
(say they’re in the red, but in fact making a profit)
元手を切る損を承知と商人は言いながら、いつか一代で身代を築いてしまうことをいう。
商人は、いつも儲からない、 損です、と言いながら、いつのまにか資産を残していると いいます。
「元価切っての出血サービス」を何回もやって損をしているのかと思いきや決してそんなことはない。
サラリーマンと商人の税金などもを見ても商人の方は、操作をする余裕があるという説もあるため倉が立つと言われる所以かもしれません。
しかし、実際は経営するのも厳しいことには変わりないと思われます。
秋茄子は嫁に食わすな
<あきなす(び)はよめにくわすな>
(Mother-in-law and daughter-in-law problems)※
(Mother-in-law’s daughter-in-law’s health management)※
これには二つの説がある。
一つは 秋なすはおいしいから、しゅうとめが嫁をにくんで食わせない。
「秋茄子はとてもおいしいので、嫁には食べさせたくない」
一つは、秋なすはあくが多く、食べすぎるとからだ をこわすから食べさせないようにという嫁への 思いやりからだといいます。
「秋茄子は、美味しいため過食してしまいがちで毒性のアルカロイドを含有し、健康を害する恐れもあるので、大切な嫁に食べさせてはならない。 」
「特に女性にとって体の冷えは健康によくないため、子供を生んでほしい嫁に茄子を食べさせすぎてはいけない」
など・・・意味合いがある。
「夜目」で”ねずみ”のことを言っているかもしれない。
※諸説ありますが・・・
地方によっては
「秋かます嫁に食わすな」
「秋さば」など
その土地の産物でうまいものを嫁に食わせたくないものとして挙げられている。
そのものの特質が、それぞれよくもわるくも解釈されているようです。
旬のものは 美味しいということで出来れば独り占めしたい?
(Don’t let your daughter-in-law eat autumn eggplants)※
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